イワヘゴ Dryopteris atrata
オシダ科 オシダ属
生育環境:スギ林内および林縁、いずれも川沿いの付近に見られる。
特 徴:常緑性。葉柄下部の鱗片は黒褐色~濃褐色・披針形で光沢がある。中軸の鱗片には明瞭な棘状の突起が見られる。観察された葉の大きさは50~80㎝、葉の色は濃緑色~暗緑色。羽片表面では葉脈はあまり凹ないもの~やや凹む。下部の羽片は多少短縮する。胞子のう群は多少羽軸寄り~全面につく。
(1)イワヘゴ、葉柄下部の鱗片(秋葉)
(2)イワヘゴ、中軸の鱗片
(3)イワヘゴ、中軸鱗片の鋸歯
標本2大雄山最乗寺
谷沿いのウエットな林床でやや明るい林縁に生育。5株ほどがまとまって生育。
イワヘゴ
標本3(胞子のう群は中間につくtype 大雄山最乗寺)
大雄山最乗寺付近、キヨスミオオクジャクとして掲載していましたがイワヘゴ(胞子のう群は中間につくtype)に訂正します。2016年12月4日
イワヘゴ(胞子のう群は中間につくtype)、右上はオオクジャクシダ
(1)イワヘゴ(胞子のう群は中間につくtype)、葉柄基部の鱗片
(2)イワヘゴ(胞子のう群は中間につくtype)、中軸の鱗片