イワヘゴ Dryopteris atrata

オシダ科  オシダ属 

イワヘゴ 2015年12月25日 狩野
生育環境:スギ林内および林縁、いずれも川沿いの付近に見られる。
特  徴:常緑性。葉柄下部の鱗片は黒褐色~濃褐色・披針形で光沢がある。中軸の鱗片には明瞭な棘状の突起が見られる。観察された葉の大きさは50~80㎝、葉の色は濃緑色~暗緑色。羽片表面では葉脈はあまり凹ないもの~やや凹む。下部の羽片は多少短縮する。胞子のう群は多少羽軸寄り~全面につく。

イワヘゴ、葉柄下部の鱗片は濃褐色(秋葉) 2015年12月25日 狩野 イワヘゴ、葉柄上部~中軸の鱗片には鋸歯が目立つ 2015年12月25日 狩野 イワヘゴ、中軸鱗片の鋸歯は長い 2015年12月25日 狩野
(1)イワヘゴ、葉柄下部の鱗片(秋葉)
(2)イワヘゴ、中軸の鱗片
(3)イワヘゴ、中軸鱗片の鋸歯

イワヘゴ、羽片 2015年12月25日 狩野 イワヘゴ、羽片裏側 2015年12月25日 狩野
(1)イワヘゴ、羽片
(2)イワヘゴ、羽片裏側

イワヘゴ、胞子のう群 2015年12月25日 狩野
イワヘゴ、胞子のう群





標本2大雄山最乗寺
谷沿いのウエットな林床でやや明るい林縁に生育。5株ほどがまとまって生育。
イワヘゴ 2015年11月7日 大雄山
イワヘゴ

イワヘゴ、葉柄基部の鱗片 2015年11月7日 大雄山
イワヘゴ、葉柄基部の鱗片

イワヘゴ、羽片表側は葉脈に沿って窪むことはない。2015年11月7日 大雄山 イワヘゴ、胞子のう群は羽軸近くからつき、羽片全体につく。2015年11月7日 大雄山
(1)イワヘゴ、羽片表側
(2)イワヘゴ、胞子のう群





標本3(胞子のう群は中間につくtype 大雄山最乗寺)

大雄山最乗寺付近、キヨスミオオクジャクとして掲載していましたがイワヘゴ(胞子のう群は中間につくtype)に訂正します。2016年12月4日

イワヘゴ(胞子のう群は中間につくtype)、右上はオオクジャクシダ 2015年11月7日
イワヘゴ(胞子のう群は中間につくtype)、右上はオオクジャクシダ

イワヘゴ(胞子のう群は中間につくtype)、葉柄基部の鱗片 2015年11月7日 イワヘゴ(胞子のう群は中間につくtype)、中軸の鱗片 2015年11月7日
(1)イワヘゴ(胞子のう群は中間につくtype)、葉柄基部の鱗片
(2)イワヘゴ(胞子のう群は中間につくtype)、中軸の鱗片

イワヘゴ(胞子のう群は中間につくtype)、羽片 2015年11月7日 イワヘゴ(胞子のう群は中間につくtype)、羽片表面では葉脈にそってやや凹む 2015年11月7日
(1)(2)イワヘゴ(胞子のう群は中間につくtype)、羽片

イワヘゴ(胞子のう群は中間につくtype)、胞子のう群は中肋よりやや離れてつく。 2015年11月7日
イワヘゴ(胞子のう群は中間につくtype)、胞子のう群