広葉で中軸に翼を形成するオオバノイノモトソウか、広葉アイイノモトソウ(イノモトソウ×広葉で中軸に翼を形成するオオバノイノモトソウ) ヒロハセフリイノモトソウ(オオバノイノモトソウ広葉type×イノモトソウ)

イノモトソウ科 イノモトソウ属  

※ヒロハセフリイノモトソウから変更2019年10月14日

ヒロハセフリイノモトソウ 2016年1月6日   
生育していた環境:スギ・ヒノキ林内、林内を通る山道の山側の崖の上に生育。周りにはオオバイノモトソウ広葉typeが群生、近くにはイノモトソウも生育。崖から垂れ下がるようにして生育。
観察された特徴:オオバイノモトソウ広葉typeとイノモトソウの雑種と推定される。常緑性。観察された葉は栄養葉で葉の大きさは35~50㎝、葉は黄緑色~鮮緑色、葉の幅は2.5~3㎝と広い。胞子葉は確認できなかった。古くなったためか羽片の中肋と辺縁の間に淡い色の白斑が入る。葉の質は薄いが硬く、辺縁の鋸歯は鋭い。羽片は披針形で先端に向かって徐々に細くなる。羽片基部は中軸に流れてつく。付近に群生しているオオバイノモトソウ広葉typeにくらべると羽片は直線的。
生育確認数:1地点。3株。小田原苅野。

ヒロハセフリイノモトソウ、古い葉では羽片の中間には斑のようなものが入る。2016年1月6日 ヒロハセフリイノモトソウ、羽片の基部は翼となって中軸に流れる。2016年1月6日
カタハセフリイノモトソウ、中軸および羽片(上左、上右)

ヒロハセフリイノモトソウ、古い葉では羽片の中間には白斑が入る個体もみられる。2016年1月6日
古い葉の白斑