ヒカゲワラビ
イワデンダ科 ノコギリシダ属 Diplazium chinense
生育環境:川沿いのスギ林内から林縁で、上部が開けた明るい林床にほかの林床植生とともに生育。群落はつくらず、点在して生育していた。
特 徴:夏緑性。観察された個体の葉の大きさは75~100㎝、葉の形は三角形で4回羽状に分かれる。下部羽片には長い柄がある。葉柄下部には黒褐色の鱗片をつけ、葉柄中~上部には鱗片がほとんど無い。胞子のう群は線形で裂片の中肋よりにつく。
生育確認数:2地点、12株。 大雄山最乗寺。
ヒカゲワラビ、羽片(左上)
ヒカゲワラビ、最下羽片(右上)
ヒカゲワラビ、最下羽片の柄(左下)
ヒカゲワラビ、胞子のう群(右下)