マルバベニシダ

オシダ科 オシダ属 Dryopteris fuscipes 

マルバベニシダ 2016年1月6日   
生育していた環境:高木の照葉樹林の樹冠に覆われた乾燥気味の山道脇の崖に生育。
観察された特徴:常緑性。葉柄下部の鱗片は明褐色~褐色、やや硬め披針形でまっすぐ伸びた鱗片を密につける。観察された個体の葉の大きさは45~60㎝、葉の色は季節も関係するのか淡緑色。小羽片は短い棒状、ややお椀を伏せたように膨らむ感じがし、先端は鈍頭。羽片基部につく小羽片でも幅はそれほど広くならない。胞子のう群は中肋にくっつくようにしてつく。
生育確認数:1地点。4株。苅野。
樹冠に覆われた乾燥気味の山道脇の崖に生育するマルバベニシダ。2016年1月6日 マルバベニシダ、葉身 2016年1月6日
(1)マルバベニシダ
(2)マルバベニシダ、葉身

マルバベニシダ、葉柄下部 2016年1月6日 マルバベニシダ、葉柄下部 2016年1月6日
(1)マルバベニシダ、葉柄下部
(2)マルバベニシダ、葉柄下部の鱗片

マルバベニシダ、胞子のう群は小羽片の中肋に接するようにして並ぶ。2016年1月6日 マルバベニシダ、葉身上部では胞子のう群は羽軸に接するようにして並ぶ。2016年1月6日
(1)マルバベニシダ、羽片裏側
(2)マルバベニシダ、葉身の先端裏側