イセサキトラノオ(クモノスシダ×コバノヒノキシダ)

チャセンシダ科 チャセンシダ属 Asplenium x kitazawae  

イセサキトラノオ。右上はコバノヒノキシダ。2015年4月26日 

生育している環境:上部を夏緑広葉樹の樹冠に覆われた石垣。クモノスシダ・コバノヒノキシダ両種が生育するところで見られる。
観察された特徴:クモノスとコバノヒノキシダの雑種と推定される。常緑性。葉の大きさは10~15㎝、披針形で先端は細長く尾状に伸びる。羽片は左右非対称で下側よりも上側が発達し浅~中裂する。胞子のう群は羽軸寄りにつき、包膜は線形。
生育確認数:1地点、5株。
イセサキトラノオ。2015年4月26日 イセサキトラノオ、葉身先端は尾状に長く伸びる。2015年4月26日
イセサキトラノオ、葉身(上左)
イセサキトラノオ、葉身先端(上右)

イセサキトラノオ、胞子のう群。2015年4月26日 イセサキトラノオ、胞子のう群。2015年4月26日
イセサキトラノオ、胞子のう群(上左、上右)

イセサキトラノオ、包膜。2015年4月26日
イセサキトラノオ、包膜