サカゲイノデ
オシダ科 イノデ属 Polystichum retroso-paleaceum
生育環境:東高根森林公園の最奥部の沢沿いの林縁に生育。現在のように岩を配置した沢に改修される以前は見られなかったが、改修後、急に観察されるようになった。改修工事に伴って資材ととも侵入したか植栽された可能性も考えられる。東高根森林公園のシダの一部(ジュウモンジシダ・サカゲイノデ・ハチジョウシダの仲間・キジノオシダ・ミズドクサなど)はすべて公園改修後、急に見られるようになったシダである。
特 徴:常緑性。葉柄基部の鱗片は大きく卵形、中軸鱗片は広卵形で下向きに圧着してつく。観察され個体の葉の大きさは60~75cm、黄緑色~鮮緑色で光沢はない。胞子のう群は小羽片の中肋と辺縁の中間につく。
生育確認数:1地点、2株。
(1),(2)サカゲイノデ、葉柄基部の鱗片