マルバベニシダ

オシダ科 オシダ属  Dryopteris fuscipes

スギ植林地内あまりウエットではない急斜面の林床に生育するマルバベニシダ。2011,4,30宿河原

生育環境:川崎市で確認されている生育地はいずれも市内の急傾斜地危険崩壊地域に指定されている急斜面。丘陵地中腹~上部のやや乾燥気味のスギ植林地やスギ林とコナラなどの落葉広葉樹林が接する森に生育。
特  徴:常緑性。葉柄基部の鱗片は明褐色披針形ピンと尖る。観察された個体の大きさは45~65cm。裂片の先端は丸い。胞子のう群は中肋に接するようにつく。
生育確認数:3地点 各地点10株~20株。宿河原、生田緑地、東高根森林公園。

マルバベニシダ、葉柄基部の鱗片は明褐色披針形ピンと尖る。2011,4,30宿河原 マルバベニシダ、裂片の先端は丸く、胞子のう群は中肋に接するようにつく。2011,4,30宿河原
マルバベニシダ、葉柄基部の鱗片(上左)
マルバベニシダ、胞子のう群(上右)