フジオシダ(オシダ×オクマワラビ)Dryopteris × watanabei

オシダ科 オシダ属

詳しい方に見ていただきフジオシダであることが分かりました。訂正いたします。頂いたコメントを掲載いたします。2020年11月17日
「フジクマワラビは葉柄の鱗片が明るい褐色で、濃褐色の部分はありません。実葉はクマワラビと同様に葉の先端部が縮小しその部分にソーラスをつけ、クマワラビほどではありませんが、秋にはソーラスをつけた部分が早く枯れます。葉脈はフジオシダよりもよく凹み、葉の裏面は白色味が強くなります。実葉部分の縮小と早く枯れることがポイントだと思います。」

オシダやクマワラビ・オクマワラビなどが生育する林床に生育するフジオシダ。2020年8月29日 御殿場

生育している環境:林内、オシダと隣り合わせで生育。周辺には林床にはオシダやクマワラビ・オクマワラビなどが生育する。
観察された特徴:オシダとオクマワラビの雑種と推定される。オシダに似るが、裂片は平面的。葉柄基部にはよく発達した明るい黒褐色の鱗片を密につける。葉身下部は多少短縮する。葉は80㎝に達する。胞子嚢群は弾けずに葉に残る。

フジオシダ、羽片。2020年8月29日 御殿場
フジオシダ、羽片

フジオシダ、胞子嚢群。2020年8月29日 御殿場 フジオシダ、葉柄下部の鱗片。2020年8月29日 御殿場
(1)フジオシダ、胞子嚢群
(2)フジオシダ、葉柄下部の鱗片



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