セイタカシケシダ

イワデンダ科 オオシケシダ属 Deparia dimorphophylla

2009,7,11新治
生育環境:新治・三保ではスギの植林地および常緑および落葉広葉樹との混生林が広がる丘陵地の中~谷底部の林床に生育。林床には他のシダや丈の低い下草も生育している。
特  徴:夏緑性。葉はやや2形性を示す。観察された個体の葉の大きさは40~75cm、葉はやや厚く白緑色~濃緑色、葉脈上には毛が生え葉全体が微毛に覆われている感じになる。胞膜上にも毛が生え、胞膜は胞子のう群を包み込むようにしてつく。
生育確認数:林内でやや普通に見られる。
セイタカシケシダ、栄養葉。2014年8月17日 三保市民の森 セイタカシケシダ、胞子葉。2014年8月17日 三保市民の森 
セイタカシケシダ、栄養葉(上左)
セイタカシケシダ、胞子葉(上右)

セイタカシケシダ、葉柄基部にはまばらに鱗片をつける。2014年8月17日 三保市民の森 セイタカシケシダ、中軸には白い毛を密につける。2014年8月17日 三保市民の森
セイタカシケシダ、葉柄基部鱗片(上左)
セイタカシケシダ、中軸(上右)

セイタカシケシダ、胞子のう群。2014年8月17日 三保市民の森 セイタカシケシダ、包膜は有毛。2014年8月17日 三保市民の森