ナガホノナツノハナワラビ

ハナヤスリ科 ハナヤスリ属 Botrychium strictum

ナガホノハツノハナワラビの生態写真
生育環境:新治・三保では丘陵地の緩斜面の下部~底部で、樹齢を経たスギを中心とした落葉・常緑広葉樹を含む混生林内で温度・湿度が安定した林内に成育。適度に日光も差し込むためか、下草も豊富である。
特  徴:夏緑性。最下羽片が大きく3出葉状に葉を広げる。観察された個体の栄養葉の大きさは15~40㎝、2~3回羽状に分かれる。葉の質は薄くやわらかい、色は黄緑色。小羽片の基部は翼となって羽軸に流れてつく。胞子葉は栄養葉の上に立ち上がり、2回羽状に分かれ胞子を付ける。
生育確認数:2地点、各観察地点で3~10株。新治、三保。

2007,10,20新治
小羽片

2008,7,25新治
胞子のう穂