イノモトソウあるいはヌマズイノモトソウ
**ヌマズイノモトソウ(マツザカシダ×イノモトソウ)Pteris multifida × P. nipponica [#q247c7d3]
イノモトソウ科 イノモトソウ属
イノモトソウかヌマズイノモトソウに訂正いたします。この標本に関しては胞子および葉脈の確認ができておりません。改めて胞子や葉脈が確認が出来ましたら再度掲載いたします。2019年2月13日
生育している環境:夏緑広葉樹が茂る稜線沿いの遊歩道に沿った土留めのそばで生育、一緒にマツザカシダが生育。
観察された特徴:マツザカシダとイノモトソウの雑種と推定される。常緑性。葉の大きさは15~35㎝、側羽片は栄養葉では2~3対・胞子葉で3~4対。イノモトソウにくらべ葉の幅が広いが羽片の中肋に沿って明瞭な白斑は確認できない。胞子葉もイノモトソウよりも幅が広く、葉の辺縁が内側に巻き込み胞子のう群を包み込む。(そばに生えているマツザカシダにもほとんど白斑が確認できない)
生育確認数:1地点、5株。新治。
イノモトソウかヌマズイノモトソウヌマズイノモトソウ、胞子葉(上左)
イノモトソウかヌマズイノモトソウヌマズイノモトソウ(中央はマツザカシダ)(上右)
イノモトソウかヌマズイノモトソウヌマズイノモトソウ、栄養葉中軸付近(上左)
イノモトソウかヌマズイノモトソウヌマズイノモトソウ、一部に胞子のう群をつける栄養葉(上右)