ホソバナライシダ

オシダ科 カナワラビ属 Arachniodes borealis

ホソバナライシダの生態写真

生育していた環境:新治付近では主に丘陵地の中~上部に生育。あまりウエットでない針葉樹林を中心とした常緑広葉樹、落葉広葉樹との混生林内に点在または散在して生育。
観察された特徴:夏緑性。葉柄には褐色膜質の鱗片が密につく。(ナンゴクナライシダはまばらにつく)葉は50~70㎝。第2羽片下側小羽片は鋭く長く伸びる(ナンゴクナライシダの第2羽片下側小羽片は底辺の広い三角形)。羽軸や小羽軸にはわずかに毛が生える(ナンゴクナライシダは密に毛が生える)。
生育確認数:やや普通に見られる。新治、三保。

ホソバナライシダ、葉柄下部の鱗片。 2015年1月3日 三保 ホソバナライシダ、葉柄上部にも密に鱗片がつく。2015年1月3日 三保
ホソバナライシダ、葉柄下部の鱗片(上左)
ホソバナライシダ、葉柄上部の鱗片(上右)

ホソバナライシダ、第2羽片下側小羽片は細長い三角形。2015年1月3日 三保 ホソバナライシダ、羽軸・小羽軸にはわずかに毛があるだけ。2015年1月3日 三保
ホソバナライシダ、第2羽片下側小羽片(上左)
ホソバナライシダ、中軸・羽軸・小羽軸(上右)