コシノサトメシダ

メシダ科 メシダ属 Athyrium neglectum

コシノサトメシダ。2016年7月29日 九頭龍川上流

生育している環境:九頭龍川上流、林縁や川沿いの明るい草地に生育。
観察された特徴:夏緑性。葉の大きさは40~50㎝。卵状長楕円形・黄緑色~淡緑色。羽片には柄があり、対生気味に開出してつく。小羽片の大きさは葉身下部でもほぼ同じで、羽片基部の小羽片は対生する。胞子のう群は小羽片の中肋寄りにつく。包膜の辺縁は激しくほつれる。
※ここで観察された個体は最下羽片がやや短縮していた。最下羽片が発達し葉身が三角形に見える個体と同種かどうか検討を要する。
コシノサトメシダ、最下羽片の小羽片も小さい。2016年7月29日 九頭龍川上流 コシノサトメシダ、小羽片は卵状楕円形で中~浅裂する。2016年7月29日 九頭龍川上流 
コシノサトメシダ、最下羽片
コシノサトメシダ、羽片裏側

コシノサトメシダ、羽片は有柄で、羽片基部の小羽片は対生。中軸や羽軸の表面には微毛が見られることがある。2016年7月29日 九頭龍川上流
コシノサトメシダ、中軸および羽片基部

コシノサトメシダ、胞子のう群は小羽片の中肋寄りにつく。2016年7月29日 九頭龍川上流 コシノサトメシダ、包膜の辺縁は激しくほつれる。2016年7月29日 九頭龍川上流
コシノサトメシダ、胞子嚢群
コシノサトメシダ、包膜



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