ヒメホングウシダ Lindsaea cambodgensis

ホングウシダ科 エダウチホングウシダ属

標本1
屋久杉および照葉樹の森に生育するヒメホングウシダ。2021年3月-4月 屋久島 本富岳

生育している環境:モッチョム岳では500~700m付近、山麓の森~ヤクスギの森下部で観察。やや乾燥気味の斜面、木の根元や崖などに生育。

観察された特徴:小形のエダウチホングウシダの仲間。栄養葉と胞子をつける葉に分かれるがどちらも大きさがそれほど変わらずどちらも10~12㎝。栄養葉も胞子をつけた葉同様に下部の羽片はもう一度枝分かれし、もみじの葉のように切れ込み裂片の先は尖る。ソーラスは連続せず1~3の裂片に分かれてつく。

※付近には小形のエダウチホングウシダもみられる。小形のエダウチホングウシダという可能性も考えられる。引き続き胞子など詳しく調べる必要がある。

ヒメホングウシダ、栄養葉と胞子をつけた葉。2021年3月-4月 屋久島 本富岳





標本2
屋久杉および照葉樹の森に生育するヒメホングウシダ。2021年3月-4月 屋久島 本富岳

ヒメホングウシダ、胞子をつけた葉と栄養葉。2021年3月-4月 屋久島 本富岳 ヒメホングウシダ、胞子嚢群。2021年3月-4月 屋久島 本富岳
(1)ヒメホングウシダ、胞子をつけた葉と栄養葉
(2)ヒメホングウシダ、胞子嚢群


戻る