ハコネシケチシダイッポンワラビ
メシダ科 メシダ属 Athyrium
今までイッポンワラビとしていましたが、御岳山に生育する同様の個体の胞子の観察から雑種のハコネシケチシダであることが分かったため訂正いたします。2018年6月19日
生育している環境:渓谷沿いの明るい林縁。クサソテツや高性草本類と共に生育。生育環境によるためかここではハコネシケチシダイッポンワラビは1m。群生。
観察された特徴:夏緑性。葉柄には淡い褐色、膜質で広披針形の鱗片がつく。葉柄は長く葉身と同じくらい。大きい葉は100cm近くに達っし、葉は三角状卵形、柔らかい草質、3回羽状にわかれ裂片には浅鋸歯がある。羽軸の付け根の貧弱な肉芽ができるところもある。下部の羽片では基部側で短縮する。羽片基部の小羽片には短い柄があるがそれ以外はほぼ無柄。胞子のう群は円形~楕円形、裂片の中肋と辺縁の中間~やや辺縁寄りにつく。包膜無し。
生育確認数:1地点。群生。払沢の滝。
ハコネシケチシダイッポンワラビ、葉柄の鱗片 ※カメラの設定ミスで色調が不良
(1)ハコネシケチシダイッポンワラビ、最下羽片の羽軸付け根
(2)ハコネシケチシダイッポンワラビ、羽片の羽軸付け根
(1)ハコネシケチシダイッポンワラビ、最下羽片
(2)ハコネシケチシダイッポンワラビ、羽片 ※カメラの設定ミスで色調が不良
(1)ハコネシケチシダイッポンワラビ、胞子嚢群 ※カメラの設定ミスで色調が不良
(2)ハコネシケチシダイッポンワラビ、胞子嚢群
(1)ハコネシケチシダイッポンワラビ、胞子嚢群 ※カメラの設定ミスで色調が不良
(2)ハコネシケチシダイッポンワラビ、胞子嚢群