ミウラハイホラゴケ Vandenboschia miuraensis
コケシノブ科 ハイホラゴケ属
生育している環境:渓谷沿いの樹林内にある切り立った岩壁に群生。
観察された特徴:鷲頭山大平山周辺で観察したハイホラゴケの仲間の中では最大。葉柄の長さは変化があるが4~12㎝、基部から翼がある。葉の大きさは、18~20㎝。葉身の長さは12~15㎝・幅は5~7㎝ある。胞子数は60個程度確認でき有性生殖種。
ミウラハイホラゴケはオオハイホラゴケとヒメハイホラゴケのゲノムを併せ持つ雑種起源の4倍体有性生殖種。同じゲノムを併せ持つミツイシハイホラゴケは3倍体雑種。
専門家の方に画像を見ていただき、以下のコメントを頂いた。「形態的にはミウラハイホラゴケに見えました。決定するためには倍数性が4倍体であることを確認する必要があります。」
(1)ミウラハイホラゴケ
(2)ミウラハイホラゴケ、葉身中~下部
(1)ミウラハイホラゴケ、葉柄
(2)ミウラハイホラゴケ、葉柄の翼
(1)ミウラハイホラゴケ、羽片
(2)ミウラハイホラゴケ、羽片裏側
(1)ミウラハイホラゴケ、胞子側面
(2)ミウラハイホラゴケ、胞子上面