イワトラノオ

チャセンシダ科 チャセンシダ属 Asplenium tenuicaule

薄暗いウエットな岩壁に生育するイワトラノオ。2014年8月12日 津久井城山

生育している環境:日陰のウエット岩壁に着生。生育地では群生していることが多い。
観察された特徴:葉を叢生する。葉柄は長くても葉身の半分程度。葉の大きさは8~12㎝、鮮緑色~黄緑色、披針形で2~3回羽状に分かれる。羽片は3~5片の小羽片からなり裂片の先は鈍頭。リョウメンシダの幼株にも似ているが小さな株でも必ず胞子のう群をつけている。包膜は線形。
生育確認数:2地点、個体数は多い。津久井湖畔、城山。

岩壁に群生するイワトラノオ。2015年6月17日 津久井城山 岩壁に群生するイワトラノオ。2015年6月17日 津久井城山
岩壁に群生するイワトラノオ(上左、上右)

イワトラノオ、胞子のう群。2015年6月17日 津久井城山 イワトラノオ、包膜。2015年6月17日 津久井城山
イワトラノオ、胞子のう群(上左)
イワトラノオ、包膜(上右)



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