オオタニイノデ(アイアスカイノデ×アスカイノデ) Polystichum × ohtanii

オシダ科 オシダ属

オオタニイノデ、新葉の展開、葉の大きさはおよそ100㎝。2018年4月14日 相模原市 城山湖 

生育している環境:谷沿いのスギ林林床。
''観察された特徴:アイアスカイノデとアスカイノデの雑種と推定される。この森ではアスカイノデは見られませんでしたが、どこかに生育しているのかもしれません。オオタニイノデは一般に大形になり、葉の大きさは100~120㎝。胞子嚢群は弾けずに固まり雑種の特徴を表す。
アイアスカイノデに似たところは①葉柄基部~下部の鱗片には明確に栗色が入る。②葉身下部の羽片では胞子嚢群は辺縁寄りにつく。③葉柄は長く葉身の形は長さの割に幅が狭い。
アスカイノデに似たところは①葉柄基部~下部の鱗片は披針形でねじれる。②葉身中~上部羽片では胞子嚢群は中間につく。③葉柄上部の鱗片は線形で毛状の鱗片が多い。
(※アスカイノデの鱗片が濃い色の個体と区別が難しい場合があるが、葉の大きさや胞子嚢群のつく位置・ようすで区別できる)

オオタニイノデ、葉身はアイアスカイノデに似てやや細身。2018年4月14日 相模原市 城山湖
オオタニイノデ、葉身

オオタニイノデ、葉柄。2018年4月14日 相模原市 城山湖 オオタニイノデ、葉柄。2018年4月14日 相模原市 城山湖 
(1),(2)オオタニイノデ、葉柄下部

オオタニイノデ、葉柄上部。2018年4月14日 相模原市 城山湖 
オオタニイノデ、葉柄上部

 
オオタニイノデ、葉柄基部の鱗片は栗色が入りねじれる。2018年4月14日 相模原市 城山湖 オオタニイノデ、葉柄下部の鱗片は栗色が入りねじれる。2018年4月14日 相模原市 城山湖 オオタニイノデ、葉柄上部では線形で毛状の鱗片と披針形の鱗片が混ざる。2018年4月14日 相模原市 城山湖 
(1)オオタニイノデ、葉柄基部の鱗片
(2)オオタニイノデ、葉柄下部の鱗片
(3)オオタニイノデ、葉柄上部の鱗片

オオタニイノデ、胞子嚢群は葉身下部では辺縁寄りにつく。2018年4月14日 相模原市 城山湖 オオタニイノデ、葉身中~上部では胞子嚢群は中間につく。2018年4月14日 相模原市 城山湖 
(1)オオタニイノデ、葉身下部の胞子嚢群
(2)オオタニイノデ、葉身中~上部の胞子嚢群

オオタニイノデ、胞子嚢群は弾けずに固まる。2018年4月14日 相模原市 城山湖
(1),(2)オオタニイノデ、葉身上部羽片の胞子嚢群



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