キノクニベニシダ

オシダ科 オシダ属 Dryopteris kinokuniensis

キノクニベニシダ 2014年8月18日 津久井城山

生育している環境:林縁のやや明るい乾燥気味の斜面で、付近にはところどころ岩が露出している。
観察された特徴:葉を叢生する。葉の大きさ45~60㎝、左右の羽片はほぼ対になってつき、葉身の下~中部では羽片は中軸に対して直角につく。最下羽片の基部付近の下側小羽片は中~深裂し最大となるが目立って長く発達することは無い。胞子のう群は中肋寄り~辺縁寄りまで見られる。包膜は紅色。
生育確認数:1地点、1株。津久井城山。

キノクニベニシダ、最下羽片。2014年8月18日 津久井城山
キノクニベニシダ、最下羽片

キノクニベニシダ、最下羽片の胞子のう群。2014年8月18日 津久井城山 キノクニベニシダ、胞子のう群。2014年8月18日 津久井城山
キノクニベニシダ、胞子のう群(上左、上右)