ナンゴクナライシダ

オシダ科 カナワラビ属 Arachniodes quadripinnata

ナンゴクナライシダ 2014年8月12日 津久井城山
生育している環境:スギ・ヒノキ植林地内、ウエットな谷沿いに生育、数株がまとまって生育。
観察された特徴:常緑性。葉柄基部には膜質の鱗片をつけるが葉柄の上部ではまばらにつける程度で少ない。葉の大きさは70~90㎝。葉身の形は最下羽片下側小羽片芽発達し五角形状。中軸にはあまり鱗片をつけずすべすべしているが羽軸には微毛が密生する。第2羽片下側第1小羽片は短い三角形で長く鋭く伸びることはない。
生育確認数:1地点 数株がまとまって生育。津久井城山。


ナンゴクナライシダ、葉柄基部には鱗片がつくが密生しない。2014年8月12日 津久井城山 ナンゴクナライシダ、葉柄上部にはわずかに鱗片がつく。2014年8月12日 津久井城山
ナンゴクナライシダ、葉柄基部(上左)
ナンゴクナライシダ、葉柄上部(上右)


ナンゴクナライシダ、中軸は鱗片がほとんどなくツルツル。2014年8月12日 津久井城山 ナンゴクナライシダ、第2羽片の下側第1小羽片は底辺の広い三角形であまり発達しない。2014年8月12日 津久井城山
ナンゴクナライシダ、中軸(上左)
ナンゴクナライシダ、第2羽片の下側第1小羽片(上右)


ナンゴクナライシダ、羽軸や小羽軸には毛が密生する。2014年8月12日 津久井城山
ナンゴクナライシダ、羽軸や小羽軸の毛



戻る