イノデモドキ

オシダ科 イノデ属 Polystichum tagawanum

09,8,5イノデモドキ生態静岡県境

生育環境:湯河原では山地の中~上部、針葉樹の植林地内に普通に見られる。
特  徴:常緑性。葉柄基部の鱗片は卵状披針形~披針形、辺縁には不規則で著しい突起がある。葉の大きさは30~60cm、先端は尾状に伸びる。胞子のう群は小羽片の辺縁寄りにつき、胞子をあまり付けていない個体では小羽片の耳状突起のところに1個だけ付けることがある。
生育確認数
09,8,5イノデモドキ胞子のう群静岡県境

09,8,5イノデモドキ葉柄の鱗片 静岡県境





標本2
やや標高の高いところ(標高750~800m)で観察された。渓谷沿いの岩のすき間に生育。葉の大きさは25~30㎝と小さく、葉柄は短く、下部の羽片はやや短縮する。胞子のう群は耳垂に優先してつく。

イノデモドキ 2010年5月29日 奥湯河原
イノデモドキ

イノデモドキ、葉柄基部の鱗片。2010年5月29日 奥湯河原 イノデモドキ、葉柄上部の鱗片。2010年5月29日 奥湯河原 イノデモドキ、中軸の鱗片。2010年5月29日 奥湯河原
イノデモドキ、葉柄基部の鱗片
イノデモドキ、葉柄上部の鱗片
イノデモドキ、中軸の鱗片

イノデモドキ、中軸の鱗片。2010年5月29日 奥湯河原 イノデモドキ、中軸の鱗片。2010年5月29日 奥湯河原
イノデモドキ、胞子のう群(上左、上右)