最下羽片が発達しないオニカナワラビの仲間 

オシダ科 カナワラビ属

林内のウエットな崖に生育する最下羽片が発達しないオニカナワラビの仲間。2010年9月12日 湯河原

生育している環境:林内の岩場や崖などに生育。

観察された特徴:常緑性。葉柄基部には黒褐色の鱗片をつける。葉の大きさは45~55㎝。葉は底辺の広い三角形形をしていることが多く、厚味があり硬く・暗緑色で光沢がある。最下羽片後側(下側)第1小羽片は全く発達しない~やや長い程度。胞子嚢群はやや中肋寄りにつく。※まだ胞子のようすを観察していない。
※今まで新崎川しとどの窟側の谷で観察されていたが、今回天照山側の谷でも見られた。(2020年2月11日)
最下羽片が発達しないオニカナワラビの仲間、葉柄基部の鱗片。2010年9月12日 湯河原 最下羽片が発達しないオニカナワラビの仲間、葉柄下部の鱗片。2010年9月12日 湯河原
(1)葉柄基部の鱗片
(2)葉柄下部の鱗片

最下羽片が発達しないオニカナワラビの仲間、小羽片。2010年9月12日 湯河原 最下羽片が発達しないオニカナワラビの仲間、小羽片裏側。2010年9月12日 湯河原
(1)小羽片
(2)小羽片裏側

最下羽片が発達しないオニカナワラビの仲間、葉身上部の羽片裏側。2010年9月12日 湯河原
葉身上部の羽片裏側