タチクラマゴケ Selaginella nipponicaハコネタチクラマゴケ 小形のタチクラマゴケに似たシダ 2020年6月10日訂正
イワヒバ科 イワヒバ属
湯河原白雲滝周辺で観察した当初、箱根で観察している「小形のタチクラマゴケ似のシダ(ハコネタチクラマゴケ:仮称)」かと考えましたが、栽培して、胞子嚢の付き方を観察して結果、ハコネタチクラマゴケ(仮称)ではなく湯河原白雲滝周辺の個体群はタチクラマゴケであることがわかり、訂正いたします。020年6月4日
生育環境:湯河原では渓谷沿いのウエットな岩壁や礫混じりの崩土が堆積した崖に生育する。
特 徴:常緑性。栄養葉を付ける枝の腹葉は非対称の広卵形・背葉は腹葉より小さく狭卵形の2形。腹葉・背葉とも辺縁に細かい鋸歯がある。胞子嚢穂はまだ確認できていない。
生育確認数:2地点、個体数は多い。
タチクラマゴケハコネタチクラマゴケ 小形のタチクラマゴケに似たシダ、栄養葉
(1)新芽を伸ばすタチクラマゴケ:栽培
(2)古い葉よりも大きな葉を出すタチクラマゴケ:栽培