ヒメカナワラビ

オシダ科 イノデ属 Polystichum tusu-simense

ヒメカナワラビ 2012/04/17奥湯河原藤木川沿い
生育環境:渓谷沿いの周りが開けたやや明るい岩壁に生育。1株のみ生育を確認。
特  徴:常緑性。葉柄の鱗片は黒褐色。観察された個体の葉の大きさは25~50㎝で、一般に葉身の長さにくらべ幅が狭い個体が多いが、下の写真の個体のように幅の広い個体の見られる。葉柄と葉身はほぼ同長。小羽片には短いがはっきりとした柄がある。胞子のう群は葉身下部より付きはじめる(岡山県では葉身上部から付き始めている個体も観察さてている)。胞子のう群は中肋寄りにつく。
生育確認数:5地点 10株。 天照山、奥湯河原藤木川沿い、水源地、もみじ街道。
写真の個体では葉身の幅は最大で20cm。 2011/03/26天照山
葉身の幅が広いヒメカナワラビ

ヒメカナワラビ、葉身。 2012/04/17奥湯河原藤木川沿い
ヒメカナワラビ、葉身

ヒメカナワラビ、小羽片のようす。 2013/08/08天照山 ヒメカナワラビ、羽片。 2011/03/26天照山
ヒメカナワラビ、羽片

ヒメカナワラビ、胞子のう群は葉身の下部からつき、中肋寄りにつく。 2012/04/17天照山 ヒメカナワラビ、胞子のう群。 2012/04/17奥湯河原藤木川沿い
ヒメカナワラビ、葉身裏面                  ヒメカナワラビ、胞子のう群 

ヒメカナワラビ、葉柄下部には黒褐色の鱗片がつく。 2013/08/08天照山 ヒメカナワラビ、葉柄基部の鱗片。 2013/08/08天照山
  葉柄下部の鱗片        葉柄基部の鱗片