ヒロハヤブソテツ Cyrtomium macrophyllum

オシダ科 ヤブソテツ属

ヤブソテツ(ツヤナシヤマヤブソテツ)とヒロハヤブソテツ(左)。2019年1月23日 県境周辺 

生育している環境:落葉広葉樹林とその周辺にはスギ・ヒノキ林が広がる谷。転石が堆積する谷筋に生育。小規模な群落および単体がやや間隔をあけて30株程度点在する。
観察された特徴:常緑性。葉の大きさは50~90㎝、葉は光沢があり厚い。羽片は大きく10~13㎝で楕円形、基部は円形、全縁、耳垂は無い。胞子をつける葉では胞子嚢群がつく位置で葉の表面が突起状い膨らむ。頂羽片は大きく大きいものでは大人の手のひら大くらいになることがある。胞子嚢群は羽片裏側全面につく。

沢沿いの転石地の生育するヒロハヤブソテツ。2019年1月23日 県境周辺
沢沿いの転石地の生育するヒロハヤブソテツ

手のひらくらいの大きさのヒロハヤブソテツの頂羽片。2019年1月23日 県境周辺 ヤブソテツ(ツヤナシヤマヤブソテツ)とヒロハヤブソテツ(左)の羽片比較。2019年1月23日 県境周辺
(1)(2)ヤブソテツ(ツヤナシヤマヤブソテツ)とヒロハヤブソテツ(左)

ヒロハヤブソテツ、羽片表面では胞子嚢群がつく位置で突起状に盛り上がることがある。2019年1月23日 県境周辺 ヒロハヤブソテツ、胞子嚢群は羽片全体につく。2019年1月23日 県境周辺
(1)ヒロハヤブソテツ、羽片
(2)ヒロハヤブソテツ、胞子嚢群