ミヤマイタチシダ
オシダ科 オシダ属 Dryopteris sabaei
生育環境:湯河原では標高600m以上からやや標高の高いところに生育。針葉樹の植林地内や落葉広葉樹との混生林内に生育。
特 徴:常緑性であるが、冬季は倒れて枯れる葉もある。葉の大きさは45~60cm、葉は鮮緑色~黄緑色。側羽片の間隔が広く羽片数は7~8対と少ない。葉の表面で葉脈は窪む。胞子のう群は葉身の上側半分につき、その部分は多少ちじみ、胞子が成熟すると早く枯れる。
生育確認数:普通に見られる。
標本2 熱海(県境)
生育している環境:標高450m以上で観察。上部が樹冠に覆われた林道沿いのやや明るい崖に群生。渓谷沿いの樹林内でも観察される。
観察された特徴:常緑性であるが冬季には葉は倒れる。葉の大きさは35~50㎝、明るいに緑色で光沢がある。胞子をつける葉は羽片の間隔が広くなり、胞子をつける部分は胞子を飛散させると枯れる。