セイタカシケシダ
メシダ科 オオシケシダ属 Deparia dimorphophylla
生育している環境:夏緑広葉樹やスギ林の林内や林縁の林床に生育。
観察された特徴:葉柄には淡褐色膜質の鱗片や毛が生える。栄養葉の大きさは40~50cm。胞子葉の大きさは60~80cm。葉は草質で厚みがあり白青緑色で手触りはビロード様。胞子のう群は線形、包膜の端は巻き込み有毛。
生育確認数:3地点。
(1)(2)セイタカシケシダ、胞子のう群
セイタカシケシダ、包膜
標本2
胞子からわかること:胞子は60以上あり、形・大きさとも整っている。有性生殖種。
生育している環境:スギ・ヒノキ林内林床、密集せず間隔をあけて生育。10×5mの範囲に50株以上生育。
その他の特徴:葉柄には淡褐色膜質の鱗片や毛を密につける。葉は2形を示し、胞子葉の大きさは40~50㎝。葉はつやがなく、青白緑色、草質。葉身中央の羽片が最大となる。包膜上には毛が密につき、包膜はの辺縁は内曲する。