タカヤマナライシダ
オシダ科 カナワラビ属 Arachniodes × takayamensis
生育している環境:谷戸に流れ込むスギが植林された一つの谷の中に生育。林内にはナンゴクナライシダも点在して生育しているが、タカヤマナライシダは半径5m程度の範囲に群生している。
観察された特徴:ホソバナライシダとナンゴクナライシダの雑種と推測される。葉の大きさは50~90cm。葉柄はホソバナライシダに似て淡褐色膜質の鱗片が密生する。羽軸・小羽軸上の毛はナンゴクナライシダに似て密生する。胞子のう群ははじけないまま固まる。
生育確認数:1地点、個体数は多い。
タカヤマナライシダ(上左)
タカヤマナライシダ、羽片(上右)
タカヤマナライシダ、中軸・羽軸・小羽軸(上左)
タカヤマナライシダ、羽軸・小羽軸(上右)