フモトシケシダ
メシダ科 オオシケシダ属 Deparia pseudoconilii
生育している環境:主にの森の中、スギ林林内ややウエットな林床に多い。
観察された特徴:若い葉や新芽の芽立ちには白~淡褐色膜質の鱗片や毛が目立つ。最下羽は発達し目立つ。栄養葉は地面近くで水平方向に葉を広げ20~30cm。胞子葉は立ち上がり30~45cm。羽片の先は鈍頭であるが最下羽片は発達し先端は鈍頭~鋭頭。胞子のう群はせんべいの柿の種形で、包膜上は有毛の個体と突起程度しか確認できない個体がある。包膜は巻きこむが辺縁には浅鋸歯がある。
生育確認数:4地点。
フモトシケシダ、包膜(上左、上右)
標本2
最下羽片はそれほど発達していないが、包膜は有毛。
フモトシケシダ
フモトシケシダ、胞子のう群(上左)
フモトシケシダ、包膜(上右)
標本3
最下羽片は発達するが、包膜上は突起程度で毛は確認できない。
フモトシケシダ
フモトシケシダ、胞子のう群(上左)
フモトシケシダ、包膜(上右)