オオハナワラビ
ハナヤスリ科 ハナヤスリ属 Botrychium japonicum
生育環境:相模湖嵐山では林内や林縁の山道沿いにやや普通に見られる。点在または小さな群落をつくって生育。
特 徴:冬緑性。9月、新芽が伸びるころまで昨年の栄養葉が残る株も見られる。栄養葉と胞子葉の2形を示す。栄養葉の大きさは幅・長さとも15~30cm、3出状に3回羽状に分かれ裂片のふちは鋭鋸歯。胞子葉の高さ20~40cm。
生育確認数:9地点 やや普通に見られる。
胞子の形状:フユノハナワラビよりも大きく、表面には小さな突起が密につく。
オオハナワラビ(上左)
オオハナワラビ、中軸付近(上右)
オオハナワラビ、葉身先端(上左)
オオハナワラビ、裂片(上右)
胞子のう群(上左)
生育場所によっては紅葉する場合もある。相模湖弁天橋(上右)
オオハナワラビ、胞子表面(上左)
オオハナワラビ、胞子側面(上右)