シケシダ

イワデンダ科 オオシケシダ属 Deparia japonica

シケシダの生態写真

生育している環境:相模湖ダム堰堤近く。岩壁からの湧き水で潤った湿地。岩壁の上には樹木が生育するが明るい場所に生育。
観察された特徴:夏緑性。群落をつくって生育。葉の大きさは30~70cm。葉柄の長さは葉身の1/4~1/2で草深いところに生える個体は葉柄が長くなる。葉は2形を示さず、葉の大きさは25~45㎝。葉はややつやがあり、鮮緑色~緑色、草質。厚みがあるが柔らかい。葉身中央の羽片が最大となる。胞子のう群は線形~長い三日月形。包膜は無毛で辺縁は内曲する。
胞子からわかること:胞子は60個近く確認でき、形・大きさとも整っている。有性生殖種。
生育確認数:林縁や畑の周りに普通に見られる。

シケシダ  2016年08月15日 相模湖ダム シケシダ  2016年08月15日 相模湖ダム
生態(上左、上右)

シケシダ、葉の表面にはやや光沢がある。2016年08月15日 相模湖ダム 
中軸および羽片

シケシダ、包膜  2016年08月15日 相模湖ダム シケシダ、包膜  2016年08月15日 相模湖ダム
包膜(上左、上右)

シケシダ、胞子数は60程度確認。2016年08月15日 相模湖ダム
胞子数

シケシダ、胞子側面のようす。2016年08月15日 相模湖ダム シケシダ 、胞子表面のようす。2016年08月15日 相模湖ダム シケシダ 、胞子上面のようす。2016年08月15日 相模湖ダム
胞子側面(上左)
胞子表面(上中)
胞子上面(上右)