シケシダ
イワデンダ科 オオシケシダ属 Deparia japonica
生育している環境:相模湖ダム堰堤近く。岩壁からの湧き水で潤った湿地。岩壁の上には樹木が生育するが明るい場所に生育。
観察された特徴:夏緑性。群落をつくって生育。葉の大きさは30~70cm。葉柄の長さは葉身の1/4~1/2で草深いところに生える個体は葉柄が長くなる。葉は2形を示さず、葉の大きさは25~45㎝。葉はややつやがあり、鮮緑色~緑色、草質。厚みがあるが柔らかい。葉身中央の羽片が最大となる。胞子のう群は線形~長い三日月形。包膜は無毛で辺縁は内曲する。
胞子からわかること:胞子は60個近く確認でき、形・大きさとも整っている。有性生殖種。
生育確認数:林縁や畑の周りに普通に見られる。