ツヤナシフナコシイノデ(ツヤナシイノデ×イノデ)タカオイノデ
Polystichum ovato-paleaceum x P. polyblepharon
オシダ科 イノデ属
※ツヤナシフナコシイノデの近くでタカオイノデも観察されており、葉の色が似ていたので最初は同じかと考えタカオイノデとして掲載いたしましたが、葉柄の鱗片に栗色は入っておらずツヤナシフナコシイノデに訂正いたしました。2023年8月4日
①スギ植林地林床に大きな葉を広げるツヤナシフナコシイノデ(ツヤナシイノデ×イノデ)タカオイノデ
生育している環境底沢にはいくつもの谷がありそのうちの一つの谷で観察。スギ植林地林床に大きな葉を広げていた。
観察された特徴ツヤナシフナコシイノデはツヤナシイノデとイノデの雑種と推定される。タカオイノデはツヤナシイノデとアイアスカイノデの雑種と推定される。
- 相模湖ダム付近で観察されたものは大形で葉の大きさは100㎝に達するものが見られる。
- 葉柄基部の鱗片には広卵形大形の鱗片が混ざる。
鱗片には先のほうに栗色が混ざるがよく観察しないとわからないものも見られる。 - 葉の色は黄緑色に近い鮮緑色でやや光沢がある。
- 胞子嚢群は葉身の上から羽片の先からつき、葉身下部の羽片には胞子嚢群をつけない。
- 胞子嚢群はやや辺縁寄りにつく。
観察数
1地点、3株。相模湖底沢北部。