ハリガネワラビ
ヒメシダ科 ヒメシダ属 Thelypteris japonica
生育環境: 相模湖嵐山付近では、ウエットな針葉樹林内にはあまり見られず、尾根沿いや山地の中腹~上部の堰堤上などの針葉樹と落葉樹の混生林内に生育。
特 徴: 夏緑性。点在または小さな群落をつくって生育。葉柄は黒褐色~赤褐色、葉の大きさは45~70cm。最下羽片は大きくやや下向きにつく。葉身は2回羽状に分かれ、裂片裏側にはアメ色の腺点が目立つ。胞子のう群は裂片の辺縁寄りにつく。胞膜には微毛が密生する。
生育確認数: 4地点
胞子の観察: 胞子表面をリボン状の襞が取り巻く。襞の辺縁は一部鋸歯が認められるが全縁の部分が多い。
(1)胞子を観察したハリガネワラビ
(2)ハリガネワラビ、1つの胞子嚢を壊したようす