フイリハカタシダ
オシダ科 カナワラビ属 Arachniodes simplicior
生育している環境:陣馬山南麓、ヒノキや夏緑広葉樹が生える林床、乾燥気味の南面尾根沿いの急傾斜地、わずかに岩が露出するよう環境に成株1株とその周りに幼株5株程度が生育。
観察された特徴:常緑性。葉の大きさは25~50㎝、葉はやや2形性を示し、栄養葉にくらべ胞子葉は大きく、葉柄も長く立ち上がる。中軸や羽軸に沿って淡い黄色の斑が入る。普通のハカタシダ(ミドリハカタシダ)は渓谷などの岩場ではやや普通に見られ葉の大きさは40~100㎝。
生育確認数:1地点、6株(成株1、幼株5)。関東では個体数は少ない。