オニヤブソテツ(包膜白色type 小形・無融合生殖種のオニヤブソテツ)
オシダ科 ヤブソテツ属
観察当初オニヤブソテツとヒメオニヤブソテツの雑種ではないかと思いましたが、採取した胞子を播種したところ配偶体(前葉体)が発芽しました。配偶体から胞子体が発芽するか否かで無配生殖種かあるいは雑種か判断したいと思います。2017年3月15日その後、配偶体から胞子体が発芽。2017年5月23日
胞子体発芽画像を削除しました。誤って新潟県 能生産の胞子体発芽画像を載せてしまいました。神奈川県西部海岸の個体は無融合生殖種なのか雑種なのかまだわかりません。訂正いたします。2017年9月28日。
(※神奈川県西部海岸方面海岸岩壁で撮影された画像を頂きました)
生育している環境:波打ち際に近い岩場や森と境する海辺の岩壁の周辺など。付近にヒメオニヤブソテツが見られなくても生育している。
観察された特徴:オニヤブソテツ(小形・包膜白いtype)無融合生殖種かヒメオニヤブソテツとオニヤブソテツの雑種と推定される。植物体はオニヤブソテツより小さく、葉の大きさは15~35㎝。葉は厚く光沢がある。羽片の大きさは2~6㎝で基部は心形、葉の表面は平坦、辺縁はなめらか~鋸歯があるものまで見られる。包膜は白色。胞子数は25~30個程度確認できる。播種した胞子からは前葉体が発芽。前葉体からは胞子体が発芽。
生育確認数:3地点、3株。海岸を広く探せば相当数確認できると思われる。
(1),(2)オニヤブソテツ(包膜白色type)、胞子のう群
(※神奈川県西部海岸方面海岸岩壁で撮影された画像を頂きました)
(1)オニヤブソテツ(包膜白色type)胞子のう群
(2)オニヤブソテツ(包膜白色type)包膜
(1)オニヤブソテツ(包膜白色type)胞子数
(2)オニヤブソテツ(包膜白色type)胞子数:左上の標本を光学顕微鏡で見たもの
(1)オニヤブソテツ(包膜白色type)胞子数
(2)オニヤブソテツ(包膜白色type)胞子数:左上の標本を光学顕微鏡で見たもの
(1),(2),(3)オニヤブソテツ(包膜白色type)胞子数※実体顕微鏡で観察
オニヤブソテツ(包膜白色type)胞子数 ※光学顕微鏡で観察
(1)オニヤブソテツ(包膜白色type)胞子表面先端
(2)オニヤブソテツ(包膜白色type)胞子表面
(3)オニヤブソテツ(包膜白色type)胞子側面
(1)オニヤブソテツ(包膜白色type)胞子表面先端
(2)オニヤブソテツ(包膜白色type)胞子表面
(3)オニヤブソテツ(包膜白色type)胞子側面
(1)オニヤブソテツ(包膜白色type)胞子表面先端
(2)オニヤブソテツ(包膜白色type)胞子表面
(3)オニヤブソテツ(包膜白色type)胞子側面