セイタカナチシケシダ(セイタカシケシダ×ナチシケシダ)
メシダ科 オオシケシダ属 Deparia dimorphophylla × petersenii
生育している環境:海岸近くの照葉樹林、ウエットな林床にややまとまって生育。
観察された特徴:セイタカシケシダとナチシケシダの雑種と推定される。すぐそばではないが両母種が生育している。夏緑性。観察された個体の大きさは35~45㎝、葉身は幅が広く12~18㎝。外観は青緑色を帯びないセイタカシケシダのようで、葉の質は厚く葉脈上の毛が目立つ。2形性はセイタカシケシダほどはっきりしない。包膜上には毛が生え、辺縁はナチシケシダに似て大きく切れ込む。
生育確認数:1地点、20株。神奈川県西部海岸。
セイタカナチシケシダ、羽片
セイタカナチシケシダ、胞子のう群