イワオオイタチシダ Dryopteris subhikonensis
オシダ科 オシダ属
しだ・こけ撮り歩き 堀清鷹氏より
生育している環境:寺院の森。周辺にはスギ・ヒノキ林・竹藪上部をスギ林樹冠に覆われた薄暗い山道沿いの石組みに生育。
''観察された特徴:葉の大きさは40~45㎝。葉は細身でやや光沢がある。フィールドでは他の細身のオオイタチシダの仲間と区別は難しいが以下の点に注意して観察してください。①小羽片の先にはほとんど鋸歯が見られない。②包膜はほぼ全縁。③光沢が弱い(オオイタチシダ厚葉typeやアオニtypeにくらべ)。
(1)イワオオイタチシダ、葉柄の鱗片
(2)イワオオイタチシダ、中軸の鱗片
(1)イワオオイタチシダ、最下羽片 ※撮影設定ミスで変色しています。
(2)イワオオイタチシダ、羽片
イワオオイタチシダ、胞子嚢群 ※撮影設定ミスで変色しています。
改めてよい時期に新鮮な包膜の写真を撮影したいと思います。