オシダ

オシダ科 オシダ属 Dryopteris crassirhizoma

オシダ 2013年5月28日 ニ会平

生育していた環境:標高700~800m。山地上部のやや平坦な台地上の樹齢を経たスギ林内林床に生育。木漏れ陽で林床には適度な明るさがあり、潅木・丈の低い下草がしげる。
観察された特徴:夏緑性。葉柄・中軸には明~赤褐色披針形の鱗片を密につける。観察された個体の葉の大きさは80~100cm、裂片の側脈は2叉し、葉の表面では葉脈に沿って凹む。葉身の形はネクタイ形で単羽状に分かれる。下部羽片は短くなり下を向く。胞子のう群は裂片の辺縁と中肋の中間につく。
生育確認数:1地点、1株。ニ会平

葉柄の鱗片は明褐色。葉身下部の羽片は短縮し斜め下を向く。2013年5月28日 ニ会平 
オシダ、葉柄および葉身下部



オシダ、羽片表面は葉脈に沿って凹む。2013年5月28日 ニ会平 オシダ、胞子のう群は裂片の中間につき、裂片の側脈は2叉する。2013年5月28日 ニ会平
オシダ、羽片(上左)
オシダ、胞子のう群(上右)