クロノキシノブノキシノブの仲間(山地形)
ウラボシ科 ノキシノブ属 Lepisorus thunbergianus
※研究者の方からご指導いただきクロノキシノブに訂正いたします。2019年10月7日
樹幹に点在して生育するクロノキシノブノキシノブの仲間(山地形) (中央はヒメノキシノブ)
生育していた環境:湖の湖畔(標高700m付近)、樹齢を経た夏緑広葉樹の樹幹に着生。樹幹の周りに点在して群生。
観察された特徴:ノキシノブの4倍体。染色体の倍数性が確認できていないのでノキシノブの仲間(山地形) といたします。ノキシノブの個体変異の範囲に入る可能性もあり、今後、もう少し多くの標本を観察したいと思います。
常緑性。大きな株にはならず、1つの株に2~6枚程度の葉をつける。黒褐色をした2~3㎝の明瞭な葉柄がある。葉柄基部の根茎には長い毛が生える。葉の大きさは15~20cm、葉の質は厚く、革質で、やや光沢がある。胞子のう群は葉の上部1/3~1/4につく。胞子のう群は楕円形。
(1)(2)クロノキシノブノキシノブの仲間(山地形) 、葉柄
(1)(2)クロノキシノブノキシノブの仲間(山地形) 、葉身
(1)クロノキシノブノキシノブの仲間(山地形) 、葉身向軸側
(2)クロノキシノブノキシノブの仲間(山地形) 、葉身背軸側