フイリハカタシダ

オシダ科 オシダ属 Arachniodes simplicior

フイリハカタシダ 2013年2月23日 箱根入生田

生育している環境:スギ・ヒノキ林の林縁に近いやや明るい林床斜面に生育。緑一色の個体はよく岩場や岩が露出するような斜面で普通に生育しているが、斑入りの個体は確認数が少ないのでまだ岩場での生育は確認できていない。
観察された特徴:関東では斑入りの個体が極めて少ないのでフイリハカタシダとした。常緑性。葉を叢生する。やや2形性で胞子葉は立ち上がる。栄養葉の大きさ35~45㎝・胞子葉は45~55㎝で羽片の幅が狭くスリムな羽片をつける。葉の質は厚く、側羽片は4対程度で頂羽片および最下羽片下側第1小羽片が発達する。羽軸に沿って明るい黄緑色の斑が入る。
生育確認数:1地点、1株。箱根入生田。

フイリハカタシダ、羽片。2013年2月23日 箱根入生田 フイリハカタシダ、最下羽片。2013年2月23日 箱根入生田
フイリハカタシダ、羽片(上左)
フイリハカタシダ、最下羽片(上右)