ハコネシケチシダ Athyrium christensenianum

葉の切れ込みが浅くシケチシダのように見えるtype

メシダ科 メシダ属 Lepisorus 

葉の切れ込みの浅いハコネシケチシダ。2013年5月29日 箱根 飛龍の滝

生育している環境:スギ・ヒノキ植林地林床、樹冠が茂り林床はやや薄暗く下草は少ない。

観察された特徴:夏緑性。葉柄は葉身にくらべ短い。葉の長さは30~45㎝。三角形に近い。3回羽状浅裂。羽軸の付け根には肉芽をつける。胞子嚢群は線形~紡錘形。裂片の切れ込みが浅いのでわかりにくいが胞子嚢群は裂片の中肋寄りにつく。

生育確認数:1地点。箱根 飛龍の滝。

薄暗い林床に生育する葉の切れ込みの浅いハコネシケチシダ。2013年5月29日 箱根 飛龍の滝 薄暗い林床に生育する葉の切れ込みの浅いハコネシケチシダ。2013年5月29日 箱根 飛龍の滝
(1),(2)薄暗い林床に生育するハコネシケチシダ

ハコネシケチシダ、裂片の切れ込みが浅いのでわかりにくいが胞子嚢群は裂片の中肋寄りにつく。2013年5月29日 箱根 飛龍の滝 裂片の切れ込みがないので胞子嚢群は小羽片の中間についているように見える。2013年5月29日 箱根 飛龍の滝 
(1)ハコネシケチシダ、浅裂する小羽片の裏側
(2)ハコネシケチシダ、浅裂しない小羽片の裏側

ハコネシケチシダ、胞子嚢群は裂片が無いので小羽片の中間についているように見える。2013年5月29日 箱根 飛龍の滝
ハコネシケチシダ、胞子嚢群