ホソバナライシダ

オシダ科 カナワラビ属 Arachniodes borealis

ホソバナライシダ 2013年5月25日 仙石原

生育していた環境:およそ標高650m。湿地内の平坦なスギ・ヒノキ林内に生育。林内には湧水を源とするいくつかに枝分かれした清流が流れていて林内の気温・湿度等に影響を与えていると思われる。
観察された特徴夏緑性。葉柄には淡褐色膜質の鱗片を密につける。葉の大きさは40~55cm、葉身の形は五角形、3~4回羽状に分かれる。ナンゴクナライシダにくらべ羽軸や小羽軸上に微毛はわずかで、各小羽片は幅の狭い三角形で先端は鋭角的(第2羽片あたりの小羽片)。
生育確認数:2地点、4株。仙石原

ホソバナライシダ、葉柄に淡褐色膜質の鱗片を密につける。 2013年5月25日 仙石原
ホソバナライシダ、葉柄

ホソバナライシダ、羽軸や小羽軸・裂片の葉脈上にわずかに毛が生える。2013年5月25日 仙石原
ホソバナライシダ、羽軸鱗片