イワシロイノデ
オシダ科 イノデ属 Polystichum ovatopaleaceum var. coraiense
生育している環境:夏緑広葉樹林林床~渓谷沿いの草本が茂る林縁に生育。渓谷内では出現数はそれほど多くは無いが広く見られた。
観察された特徴:夏緑性。葉柄の長さは普通。ツヤナシイノデによく似るが鱗片の色は淡褐色や葉の緑色は薄い。関東周辺では標高ですみ分けていて標高の低いところではあまり見られない。中軸の鱗片は一般に広披針形でツヤナシイノデよりも細いが、幅が広い個体も見られツヤナシイノデと区別が難しい。胞子嚢群は葉身の上から・羽片の先からつき、小羽片の中間につく。標高が高いためこの季節(2017年7月)胞子嚢は熟し黒褐色を呈していた。
生育確認数:出現数はそれほど多くは無い。渓谷内では広く見らる。西沢渓谷。
(1)イワシロイノデ、胞子嚢群
(2)イワシロイノデ、胞子数
(1)イワシロイノデ、胞子上面
(2)イワシロイノデ、胞子側面
(1)イワシロイノデ、胞子上面
(2)イワシロイノデ、胞子側面
(1)イワシロイノデ、胞子上面
(2)イワシロイノデ、胞子側面
(1)イワシロイノデ、胞子上面(拡大)
(2)イワシロイノデ、胞子側面(拡大)