ホテイシダ
ウラボシ科 オキナワウラボシ亜科 ノキシノブ属 Lepisorus annuifrons
生育している環境:渓谷沿いに生育する大木に着生。大木の幹から横に張り出した太い枝に単葉のウラボシ科と思われる新芽が芽吹いていました。まだ新芽を伸ばしている途中で、他のシダの可能性はないかというご意見もあったのですが、そばに昨年の葉が見当たらず常緑性のシダではなく、幅広の新芽だけが確認されたので、夏緑性のシダであるホテイシダとしました。
ほとんどは手の届かない高所の幹や太枝に着生するが、たまに目の前の岩に生えていることもある。
観察された特徴:夏緑性。葉の長さは15cm程度、幅は3cmに達する。葉は黄緑色、葉の質は薄く辺縁で波打つ。胞子嚢群は中間につき、胞子嚢群がつく葉 ?では胞子嚢群の位置で葉の表面で低い円柱状に膨らむ。
生育確認数:渓谷内の数本の大木の樹幹で観察。群生。西沢渓谷。
大木の太い横枝の股にヤシャビシャクと共に着生するホテイシダ
画像は同行の方から頂きました。撮影日:2017年6月11日