オオバノアマクサシダ(小形・幼形成熟型)

イノモトソウ科 イノモトソウ属 Pteris terminalis var. fauriei 

オオバノアマクサシダ(小形・幼形成熟型)2013年10月22日 洒水の滝

生育していた環境:両側の山が迫る滝に続く渓谷、上部が樹冠に覆われたウエットな渓谷に生育。
観察された特徴:常緑性。葉の大きさは55~80cm、オオバノハチジョウシダの幼形に似て羽片の上側小羽片が欠ける。胞子のう群は裂片の辺縁が内側に巻きこむようにして包まれる。小さな幼株には葉に白い斑が入ることがある。オオバノハチジョウシダよりもウエットなところを好む。
生育確認数:1地点。個体数は多い。
オオバノアマクサシダ(小形・幼形成熟型)2013年10月22日 洒水の滝
オオバノアマクサシダ(小形・幼形成熟型)葉身

オオバノアマクサシダ(小形・幼形成熟型)裂片の辺縁の一部に胞子のう群がつく。2013年10月22日 洒水の滝 オオバノアマクサシダ(小形・幼形成熟型)裂片の辺縁が内側に巻きこみ包膜をつくる。2013年10月22日 洒水の滝
(1)オオバノアマクサシダ(小形・幼形成熟型)裂片
(2)オオバノアマクサシダ(小形・幼形成熟型)胞子嚢群

オオバノアマクサシダ(小形・幼形成熟型)幼株には白斑が入る。2013年10月22日 洒水の滝 オオバノアマクサシダ(小形・幼形成熟型)成長とともに白斑は薄くなる。2013年10月22日 洒水の滝
(1)オオバノアマクサシダ(小形・幼形成熟型)幼株
(2)オオバノアマクサシダ(小形・幼形成熟型)やや成長した幼株