オオバノアマクサシダ (大形・オオバノハチジョウシダ型)
オオバノハチジョウシダ最下羽片基部下側小羽片が片側欠けるtype
オシダ科 オシダ属 Pteris terminalis var. fauriei
生育していた環境:洒水の滝付近の渓谷沿いから山地中~上部のスギ植林地斜面の林床まで生育している。
観察された特徴:常緑性。葉の大きさ80~150cm、オオバノハチジョウシダに似るが各羽片の先端の裂片は長く伸びる。最下羽片下側第1~2小羽片は片側だけに裂片が発達し非対称となる。オオバノアマクサシダ (大形・オオバノハチジョウシダ型)の未成株は各羽片の上側裂片は発達せず、下側裂片は発達する。未成株は胞子嚢群をつけないがオバノアマクサシダ (小形・羽片非対称型)とそっくり。
生育確認数:2地点。洒水の滝、21世紀の森。
オオバノアマクサシダ (大形・オオバノハチジョウシダ型)、最下羽片
(1)オオバノアマクサシダ (大形・オオバノハチジョウシダ型)、胞子葉
(2)オオバノアマクサシダ (大形・オオバノハチジョウシダ型)、胞子のう群
標本2
オオバノアマクサシダ (大形・オオバノハチジョウシダ型)
(1)オオバノアマクサシダ (大形・オオバノハチジョウシダ型)、下部羽片
(2)オオバノアマクサシダ (大形・オオバノハチジョウシダ型)の未成株