シチトウハナワラビか Botrychium atrovirens

ハナヤスリ科 ハナワラビ属

シチトウハナワラビ(上)とオオハナワラビ(下)。2017年12月24日 田浦 

生育している環境:夏緑広葉樹やスギなどが生育する丘陵地のやや明るい林床や林縁で観察。場所によってはオオハナワラビと混生。

観察された特徴:栄養葉の大きさは15~20㎝でほぼ水平に広げ、胞子葉は25~30㎝ほど立ち上げていた。田浦の丘陵地上部ではオオハナワラビと混生していた。小羽片はオオハナワラビにくらべ細長い紡錘形で、辺縁には鋸歯が見られるがオオハナワラビほどトゲトゲしていない(鋭くない)。オオハナワラビとの混生地であったので雑種の可能性もあったが、胞子の形は正常で雑種ではないと考えられる。

シチトウハナワラビ、栄養葉。2017年12月24日 田浦 シチトウハナワラビ、栄養葉の羽片。2017年12月24日
(1)シチトウハナワラビ、栄養葉
(2)シチトウハナワラビ、栄養葉の羽片

シチトウハナワラビ、胞子上面。胞子は凹んだりせず正常。2017年12月24日 田浦 シチトウハナワラビ、胞子上面。胞子は凹んだりせず正常。2017年12月24日 田浦
(1)シチトウハナワラビ、胞子上面
(2)シチトウハナワラビ、胞子側面

シチトウハナワラビ、胞子上面。胞子は凹んだりせず正常。2017年12月24日 田浦 シチトウハナワラビ、胞子上面。胞子は凹んだりせず正常。2017年12月24日 田浦
(1)シチトウハナワラビ、胞子上面
(2)シチトウハナワラビ、胞子側面