トガリバオオイタチシダ(仮称)ナンカイイタチシダ
オシダ科 オシダ属 Dryopteris varia
訂正:ナンカイイタチシダとして掲載してましたが最下羽片はそれほど発達していません。トガリバオオイタチシダ(仮称)と改めます。オオイタチシダにはいくつかの典型的な形がありますがそれらにはあまり似ていません。2020年12月8日
生育環境:大楠山前田川沿いで見られる。支流の渓谷沿いで上部が常緑広葉樹や落葉広葉樹に覆われたウエットな岩壁面に生育。小さな群落(大小合わせ5~6株)をつくって生育。
特 徴:常緑性。ここで観察された個体の鱗片は黒褐色。葉の大きさは45~60cm。葉は卵状広披針形~三角形広披針形、やや光沢がある。羽片は細長く狭披針形。最下羽片第1小羽片は特に長くなる。羽片の上部は急に狭くなり尾状に長く伸びる。
生育確認数:1地点 6株
(1)流れのわきの岩壁に生育するトガリバオオイタチシダナンカイイタチシダ
(2)トガリバオオイタチシダナンカイイタチシダ、葉身