コハイホラゴケ(ハイホラゴケ×ヒメハイホラゴケ)
Vandenboschia x stenosiphon

コケシノブ科 ハイホラゴケ属 

中形で葉は披針形のコハイホラゴケ(ハイホラゴケ×ヒメハイホラゴケ)。乾燥したオーバーハングの岩壁に群生。鎌倉市 十二所
乾燥したオーバーハングの岩壁に群生するコハイホラゴケ(ハイホラゴケ×ヒメハイホラゴケ)
 
生育していた環境:切り立った岩壁に群生。場所によってはオーバーハングになった乾燥気味の岩壁に群生。(鎌倉周辺の地質は泥砂岩質のもろい岩で岩の上面は植生によって風化を免れるが側面の岩肌が風化しえぐられて窪むことがあるようである。鎌倉ではこのようなところに”矢倉”がつくられていることもある)照葉樹および夏緑広葉樹の渓谷沿い、渓谷の両側にはスギ林が広がる。川沿いの大きな転石の側面~上面に岩を覆うように生育。
観察された特徴:葉の大きさには個体差があるが7~12㎝。葉身の形は披針形で先端は長く伸びる。2~3回羽状に分かれる。葉柄の長さは葉身の1/4~1/3。小羽片・裂片は長く伸びる場合と伸びない場合があるようである。包膜はコップ状。小羽片が長く伸びコップ状の包膜が葉の中に隠れるものと小羽片が短く包膜が表面に現れるものが見られる。
胞子の形状:観察した胞子のう全てで、胞子の数が少なく充実した胞子と小さく不充実な胞子が混ざり雑種と考えられる。
生育確認数:4地点、個体数は多い。鎌倉市 二階堂、十二所。

ミウラハイホラゴケ(上)とコハイホラゴケ、胞子のう群は羽片の下~中部につく個体(下)。鎌倉市 十二所 ミウラハイホラゴケ(上)とコハイホラゴケ、胞子のう群は羽片全体につく個体(下)。鎌倉市 二階堂
(1),(2)ミウラハイホラゴケ(上)とコハイホラゴケ(下)の比較

コハイホラゴケ(ハイホラゴケ×ヒメハイホラゴケ)、胞子のう群は羽片の下~中部につく個体。鎌倉市 十二所 コハイホラゴケ(ハイホラゴケ×ヒメハイホラゴケ)、胞子のう群は羽片全体につく個体。鎌倉市 二階堂
(1),(2)コハイホラゴケ(ハイホラゴケ×ヒメハイホラゴケ)

コハイホラゴケ(ハイホラゴケ×ヒメハイホラゴケ)、胞子のう群は羽片の下~中部につく個体。鎌倉市 十二所 コハイホラゴケ(ハイホラゴケ×ヒメハイホラゴケ)、胞子のう群は羽片全体につく個体。鎌倉市 二階堂
(1),(2)コハイホラゴケ(ハイホラゴケ×ヒメハイホラゴケ)

コハイホラゴケ(ハイホラゴケ×ヒメハイホラゴケ)、胞子のう群は羽片の下~中部につく個体。鎌倉市 十二所 コハイホラゴケ(ハイホラゴケ×ヒメハイホラゴケ)、胞子のう群は羽片全体につく個体。鎌倉市 二階堂 
(1),(2)コハイホラゴケ(ハイホラゴケ×ヒメハイホラゴケ)、胞子のう群 

コハイホラゴケ(ハイホラゴケ×ヒメハイホラゴケ)、胞子のう群は羽片の下~中部につく個体の包膜。鎌倉市 十二所 コハイホラゴケ(ハイホラゴケ×ヒメハイホラゴケ)、胞子のう群は羽片全体につく個体の包膜。鎌倉市 二階堂 
(1),(2)コハイホラゴケ(ハイホラゴケ×ヒメハイホラゴケ)、包膜 

コハイホラゴケ(ハイホラゴケ×ヒメハイホラゴケ)、胞子のう群は羽片の下~中部につく個体の胞子数。鎌倉市 十二所 コハイホラゴケ(ハイホラゴケ×ヒメハイホラゴケ)、胞子のう群は羽片の下~中部につく個体の胞子数。鎌倉市 十二所 コハイホラゴケ(ハイホラゴケ×ヒメハイホラゴケ)、胞子のう群は羽片の下~中部につく個体の胞子数。鎌倉市 十二所 コハイホラゴケ(ハイホラゴケ×ヒメハイホラゴケ)、胞子のう群は羽片の下~中部につく個体の胞子数。鎌倉市 十二所 
(1),(2),(3),(4)コハイホラゴケ(ハイホラゴケ×ヒメハイホラゴケ)、胞子数

コハイホラゴケ(ハイホラゴケ×ヒメハイホラゴケ)、胞子のう群は羽片全体につく個体の胞子。鎌倉市 二階堂 コハイホラゴケ(ハイホラゴケ×ヒメハイホラゴケ)、胞子のう群は羽片全体につく個体の胞子(表面)。鎌倉市 二階堂 コハイホラゴケ(ハイホラゴケ×ヒメハイホラゴケ)、胞子のう群は羽片全体につく個体の胞子(側面)。鎌倉市 二階堂
(1),(2),(3)コハイホラゴケ(ハイホラゴケ×ヒメハイホラゴケ)、胞子