ナチシケシダ
メシダ科 オオシケシダ属 Deparia petersenii
生育している環境:樹林内、泥砂岩質の岩がゴロゴロした階段状のところ
観察された特徴:シケシダにくらべると全体に毛が多く光沢は乏しい。葉の質は柔らかいが厚みがある。鎌倉・三浦半島などではよく見られる。
生育確認数:1地点、20株。天園ハイキングコース瑞泉寺東方
胞子に状況:胞子の形はすべて整っており50~60以上確認できる。
ナチシケシダ、胞子表面(上左)
ナチシケシダ、胞子側面(上右)
ナチシケシダ、胞子表面(上左)
ナチシケシダ、胞子側面(上右)
標本2
生育している環境:上部が樹冠に覆われたウエットな泥-砂岩質の崖や寺社の石段・石垣などの石造物の周辺で見られる。
観察された特徴:夏緑性。葉の大きさは20~35㎝、葉は厚みがありやや光沢が見られる。包膜の辺縁は和紙を裂いたような鋸歯縁。
※ナチシケシダの外見は変化が多い。
生育確認数:2地点。 東瓜ヶ谷、大仏ハイキングコース。